これであなたも競馬通! これであなたも競馬通! 著:柏木集保

上がり三ハロン時計の本当の中身とは。
本を手にした私の心にガツンと衝撃が走った。だが著者名を見て納得。
やけに競馬に詳しい奴が仲間にいる ― あの日刊競馬・柏木集保が、
競馬界の趨勢から予想テクニックまで思うところを書き下ろした珠玉の一冊。
読めば、競馬はもっと面白くなる。

2005年10月09日

パ・プレーオフ テレビでは伝えないレフトスタンドの愚

これは感動もののカット

 これぞチームとファンが一丸となって掴んだ勝利だ。チケットはもちろん完売。内野の2階席までをも真っ白に染まった千葉マリンスタジアムで行われたプレーオフ第一ステージの初戦は、渾身のプレーの数々で流れを引き寄せた千葉ロッテが2−1の接戦を制した。

一面白一色の中で・・・
ChibaMarine051008_01_400wm.jpg


 話はプレイボール1時間前に遡る。突然レフトスタンドからブーイングが鳴った。続いてそれに反発するようにライトスタンドから「入れろ〜」の大コールが沸き起こる。3塁側2階席で弁当を蝕んでいた当方にはまるで理解できぬ状況。だがしばらくすると事態が飲み込めてきた。ライトスタンドに入りきれなくなった千葉ロッテファンが席を求めてレフト側になだれ込んだところ、西武側の応援団がそれを制したことに端を発したものだった。以下がその現場である。


レフトスタンドの攻防
レフトスタンドの攻防
中央の通路上で千葉マリンファンと警備員、そして西武ファンが衝突。チケットはレフト、ライト分かれておらずただ『外野自由席』として区別なく売られている。空いている席を探し求めるのは当然の流れのはずなのだが

ガラガラの応援席
ガラガラの応援席
この空いている席の分だけ、試合を生で観れていない客がいるということ。チケットを入手していながら試合を観るという正当な権利を放棄せざるを得なかったプロ野球ファンがいることが残念でならなかった。各チームのファンである前に一人の人間としてどうなんだ、この対応は

許されざる5人
許されざる5人
バックスクリーン裏に、あるべき自らの席を確保できず地団駄を踏むしかない観客が多数いる中で彼らは業務そっちのけでグランド側に正対し特等席で試合観戦。さぞや球筋がよく見えたことだろう


 騒ぎは試合開始が近づいてもまったく収まらずバックスクリーン側から3列ほどは渋々譲渡した西武ファンだったが結局満員のスタジアムの中でただレフトスタンドだけはその半分がぽっかりと席のブルーが露出した状態が続いた。国歌斉唱のトランペットもブーイングと怒号で掻き消される前代未聞の不祥事。また今日もこの愚が繰り返されるのだろうか。埼玉県民の理解ある行動に期待したい。



MARINES IS MY LIFE

 ただフィールドに目を落とすとまたとないナイスゲームが繰り広げられていた。今季10試合目の野球観戦にして武者震いがするほど楽しんだのは初めて。勝率5割を切るチームが日本一を目指してポストシーズンを戦うなどナンセンスだと思っていたが、生き残りを懸けて戦う特別な一戦は普段のペナントとはギアが一段違うスリル溢れる勝負となる。個人的には場内の雰囲気を一変させたファインプレー3連発の西岡にMVPをあげたかった。

 さながらヨーロッパのサッカースタジアムにでもいるかのようなひとまとまりの応援とブーイング。ホームとアウェイの区分けをこれほど演出できるとは、日本のプロ野球もまだまだ捨てたものではない。

おまけ
網スン様


posted by バイ男 at 12:10| Comment(1) | TrackBack(2) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月27日

サヨナラ負けは序曲に過ぎず

「なぜここにいるんだろう・・・?」

 そこに居並ぶ男たちは4人が4人ともどんよりとした曇天の所沢に靡く重みがかった風にただただ呆然と晒されていた。投手戦ファン、エセ広島ファンに広島不安、そして国分寺の電車男。ソフトバンクとは関わり合いのない一群がゲームが終盤に差し掛かるにつれて一人、また一人と隣の蒼い芝生席で共鳴する応援団に融合するように手を振り声を上げの大エールを送っていた。結末がカブレラに代わり一軍に上がってきた後藤(武)のサヨナラ打に終わるとも知らずに。

 9月24日。この後半3連休の中日となる土曜日は本来であれば同じ埼玉でも西武線ではなくJRは高崎線に揺られ1年に1度しかない11月末の草野球大戦に備えみっちりと中身の濃い練習をするはずだった。しかし無念の天気予報。チーム人数過少のため来るもの拒まずの姿勢で当日を待ったところ、気を使った欠席者が自分の代役にと台風を連れてきたのだった。

 今年9試合目のプロ野球観戦となったこの一戦は新垣と西口のお互い一歩も譲らぬ好投に始まり、両先発が降板した後は一触即発の打撃戦へとムードを変え見どころには事欠かなかった。が、今回野球の話はここまでとしたい。次号、ビールひと筋11時間半の後半部に誰もが想像しえなかったあのニューヒーローが池袋の地に光臨する。


昨年も選んだ気がするホームラン弁当
ホームラン弁当

外野ながらもチケットは内野自由席
内野じゃない・・・
posted by バイ男 at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月03日

最後の横浜スタジアム

 8月31日。最終日に用意された記念すべきラストゲームは熱く燃える甲子園での首位攻防戦を尻目に、これまで1年間のさもしい境遇を反映するかのような中身のない展開が繰り広げられた。

 肝心の赤ヘルファンの到着を前にしてすでに初回で5−0と横浜に大きく水を開けられた広島。それは「駅着いたで〜」の一報を聞いた時点で、結果を伝えたら遥々都心から来ておきながらそのまま折り返して帰るんじゃないかとこちらに余計な危惧まで抱かせる。


 それでも試合は容赦なく進み3回終了時点で10−0にまでなっていた。「もう帰るか」と呆気に取られるバッテリーの前に突如として現れた珍獣。その背中を見てびっくり。3〜4年ほど前になるか、この隣りの広島ファンからメールアドレス変更の連絡を受けたその変更後のアドレスの頭に記された『slyly・・・』の文字。

「こいつの名前だったのか!」

 「なんだ、このシリリーって!?」との思いが芽生えてから実に数年来積もっていたモヤモヤが解けた瞬間、なんだかうれしくなってその怪物の後を追い写メを撮りまくっていたおっさんが一人。この日の収穫は本当にこれだけ。

スライリーと読むんだね
スライリー君スライリー君スライリー君


 4回。先頭打者の出塁を送りバント失敗でダブルプレーに取られた矢先、隣りからは「こういうときにホームランとか出るんだよなぁ」の切ない声。続く前田が2塁打で出塁すると待ってましたとばかりに初球を捕らえた栗原の打球が我々の居座るレフトスタンドに飛び込んだ。

 そして裏の横浜の攻撃。故障から復帰間もない多村の打席。その堂々たる構えに威圧されたか「なんかスゲー打ちそう」と思わず零れた広島ファンの本音。するとその声を具現化するかのごとく次の一球を振りぬいた多村の打球は迷うことなくスタンドインしたのだった。恐るべし。


 結局ゲームは5回に新井の凡フライが伸びに伸びてホームランとなって以降はそれこそまさに山も谷もなく淡々と進み、11−4と試合としては見る陰もなく終わった。8回にもう帰ろうかと腰を上げたところで「ピッチャー佐々岡」のアナウンス。観るしかない。そしてもういいだろと階段を降りかけた瞬間に再び流れたアナウンスが「ピッチャークルーン」。こんな演出をされては最後まで佇むしかなかった。相手を上回る12安打を放ちながら重殺と残塁続きの拙攻を繰り返していては最下位の現状も致し方ないと言えようか。

 そして男はもう二度と戻らないと固く誓った。スタジアムにも、そしてもちろんあのビルにも。


スタンドで出番を待つ野村
代打の機会を前に充電を図る野村


【05/09/04追記】
 何やら内部のタレコミによると、試合展開に関する記述が多分に誤りを含んでいるとのこと。まあ酒の上での出来事なのでその辺は流してください。
posted by バイ男 at 06:10| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月29日

あの日の千葉マリン

加工していた写真が残っているのでせっかくだからアップ。

千葉マリンの外野席で愛を叫ぶ
http://guippo.seesaa.net/article/6192238.html

最初はこんな天気だったのに・・・
曇天の千葉マリン

翌日の登板に備える和田
和田和田

キャッチボール青年と海
キャッチボール青年と海

プルコギ弁当買うはずがやっぱり鶏そぼろに手が伸びる
鶏そぼろ弁当

ハワイアンな出し物も雨で台無し
アロハ〜

ジエンド
千葉マリンの滝

二塁ベース上に諸角
諸角

続いて西岡も登場
西岡

アウトぉぉぉ〜
ヘッドスライディング

いやぁ、最低で最高な夜でした。
posted by バイ男 at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月24日

千葉マリンの外野席で愛を叫ぶ

千葉マリン

ただ今著者酩酊のため更新が滞りがちになっております。ご諒承ください。
posted by バイ男 at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月11日

鯉のから騒ぎ

 まさかの快投・レイボーンの煽りを受けたのはあの男――昨夜は久々に外苑前で飲み会決行との召集令状が投げられていた。東海道線から地下鉄へと乗り換えさらに歩くこと10余分ばかり。遥々やってきた先は、なんてことはない神宮球場のヤクルトvs広島戦だった。しかし試合の印象がまるでないのは神宮の、ダイヤモンドまでが果てしなく遠い外野席からのビューだった影響もあるだろうが、やはり到着した時点ですでに0−8もの大差がついていたことが最大の要因だろう。

 遠方からやってきた私のがんばりが序盤のたった2発によって徒労に終わったことを労わる意味も含めて、仲間は歓迎の音で迎えてくれた。中でもいつになく一際異彩を放っている男がいた。

「今日はビールのことなら何でもワイに言ってくれよ」

 その表情には自信が満ち溢れている。だが一人シラフのまま何のことか把握しきれずにキョトンと佇む私もすぐにその発言の意図を察することとなった。少しすると、並んだデブ3頭を見据えて一人の売り子が階段を上がってきたのだ。

「あれ、一人増えましたね」
「頼もしい助っ人が来たよ」

 普段はネガティブこの上ないキャラで「あの歯切れの悪さは手の打ちようがない」と我々からもサジを投げられていた男が、この日は先頭に立って誰よりも積極的に切り盛りしているではないか。自分のカップにはまだ半分ほど黄金の液体が残っているにも関わらず、「3杯ちょーだい!」と誇らしげに指を差し出している。こんな笑顔は出遭ってから10年来見たことがなかった。

 ならばこちらもまな板の鯉ならぬ、厳しい逆流にその身1つで果敢に立ち向かう鮭のごときこの男の後方支援をするのが筋というものだろう。並々と注がれた1杯目に手を伸ばし2時間遅れの乾杯の声と同時にグイっと乾いた喉元に流し込むと、そのまま3人目のビールを慎重に注いでいる彼女に向かって空になったカップを差し出し「おかわり」の雄叫びを揚げるのだった。これで売上が伸びるとともに男の接触の機会も増え2人ともども満足だろうて。


 試合は2時間49分であっさりと終了した。最終回に広島が2点を追加したものの10得点にしては短すぎる余りにも淡白なゲームだった。そして我々の腹には男に唆されるがままにマイペースを大きく上回る何リットルものビールが樽のように実っていた。普通ならグロッキーな己を省みてこれで会もお開きになるところだが、21時前を示していた時計の針が我々を解放路線へと歩ませなかった。もう飲めもしないのに「一軒寄ってくかぁ〜」の声声声。その勢いは、私が初めて当選したスタジアム主催のくじの賞品との引き換えを見事に3人揃って忘れるほどだった。

 結局一行は外苑前駅へと至る道を進み、適当な一軒の焼き鳥屋に腰を下ろすことにした。「生3つととりわさと何たらと・・・」とオーダーするももはや「とりあえずビール」どころか押せども引けども何も動じない状態。せっかく入ったのだからこれではいかんと"いつものように"トイレに篭り、Oh!Yeah!と自発的に放出させると再び席に戻る頃には顔もすっきり、乾杯ビールに続いて軽やかに箸を滑らせる私だった。しかしこのときはまだこの後にあれほどのワッショイな出来事が控えていることを知る由もなかった。


 私と恥人が飲み直しとともに話題を変えプロレス談義に花を咲かせていたとき、目の前ではビールバブルが弾けてしまったように頭を垂れうつらうつらと記憶を飛ばしがちになっている男がいた。何も食せず何も話さずの姿勢に終始するしかない男を見かねて、全く手を付けられていない男の分の乾杯ビールを代わりに飲み干す。

 こうして幾ばくかの時が無駄に流れた頃、メニューから釜めしが「おいでおいで」と自分を誘っていることに気付き、トイレにひた走るとアンコールに応えOh!Yeah!を再度熱唱。出てきた頃にはポワ〜ンと旨そうな香ばしい匂いを立てて釜めし様が待ち構えていた。さっきまでの満腹三昧がウソのように一人で釜を囲み小鉢から勢いよくかっ喰らう。

 すると1つの異変が否が応にも目に入ってきた。自力で体を支える能力を失った男が頭をテーブルに接着させすでに封神寸前になっている。それはまさにロープ際に追い詰められてクリンチでただただゴングを待つボクサーのよう。特に顔が青ざめているわけでも他人に迷惑をかけているわけでもないのでそのままの状態で放置しておいた、のだが・・・


 ちょうど釜めしの底が見えこれからオコゲの部分を堪能しようかというとき、"それ"は始まった。

『コポっ コポコポコポっ。。。』

 何かの培養液が一杯に満たされたビーカーから溢れ出るように、奇怪な音とともに男の口からつらつらと透明な液体が滴り始めたのだ。

「あらららら〜」

 咄嗟の出来事にただただ目を見開くしかなかった対岸の2人を傍観者へと追いやると、そのうち無色だった液体に固体までもがドロドロと混じり始めた。そう、どうしてもこの日の主役を譲れない男は民衆の面前でOh!Yeah!の片鱗を披露し始めたのだった。

「これはホントにヤバい!」

 普段から介抱される側の立場にしかいない私が素早くおしぼりを手に口を押さえOh!Yeah!の園へと男を搬送していく。

「手を洗うところではやっちゃダメよ!あれ修理するの10万かかるんだから」

 以前何者かにやられたのであろう災難を思い出したのか、やや厳しげな表情で圧力をかけてきた店のおばはん。「なぁに、しんぺーすんな。もうすでに今日2回も"経験済み"なんだから」と言ってやりたかったがこちとらそんな余裕もなかったか。

『グフォぅぅ。。。』

 間一髪間に合った。2人を閉じ込めた密室に備えられた陶器の底がみるみるうちにオレンジ色に染まっていく。薄れゆく意識の中で男は肺に残っていたひと握りの酸素を振り絞った。

「1つだけ教えてくれ」

「なんだ?なんでも言ってみろ」

「オレは・・・フラれたのか?」

「・・・何言ってるんだ。勝ったんだ!オマエは勝ったんだよ。だからオマエはこんなところで歩みを止めるわけにはいかないんだ。明日また行ってキメてくるって約束しただろ。あのコが待ってるぞ!」

「そうか、よか っ ・・・ た ・・・」

『ガクン。。。』

「まさか・・・おぃ!」

「おい!」

「オィィ!寝るなぁぁぁ」


 安らかに逝くがいい、友よ。この後、男は微かな理性に促されるがままにほうほうのていで自宅の門を叩いたと言う。この男の名は、"太った黒田"とでも伝えておくことにしようか。ちなみに私は帰り道にラーメンを摘み食いし帰宅後この日3度目となるライブを開きこの夜の一切の活動を終えている。


確か野球を観に行ったはずでは・・・
神宮外野自由奔放席
posted by バイ男 at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月28日

高校野球 神奈川県予選決勝を覗き見

 ちょうど今、昼休みに抜け出してワンコインでバックネット裏に侵入してきたところ。甲子園へのたった1枚の切符を巡って、慶應と桐光学園で争われることとなった神奈川県予選の決勝である。

 13時プレイボール。と同時にそれは昼休み終了の時刻でもあった。ちょっとしたスリルと疚しい気持ちがそうさせるのか、熱射の中にとてつもない興奮を覚えた。すぐ戻るつもりがあれよあれよと攻守が転じていく。

 慶應のチアガールに対して、桐光学園は学ランを着込んだ男どもがあっついエールを送り、慶應の吹奏楽が壮大なハーモニーを奏でるところ、桐光学園側はチームカラーの青で統一されたメガホンで大歓声という対照的な構図。

 猫の額ほどの良心が咎めたため3回裏で撤収してしまったが、両軍とも観ていてとてもすがすがしかった。雲ひとつない青空に見下ろされ、背中から尻の割れ目にかけてまでびっしょりと汗まみれにされてしまったのはいただけないが。やっぱりスポーツは、いい。

「あ、ビール1つ!」

たまにはこんな角度で
神奈川県予選決勝
posted by バイ男 at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月15日

読めたサヨナラへのマイルストン

蹴球★情熱
野球中継担当のカメラマンが「蹴球★情熱」のTシャツ着用なんて・・・


 駅貼りのポスター写真がとてもウマそうに見えたカレーミュージアムか、それともこの日唯一のプロ野球開催となった横浜vs広島戦か。悩んだ我々はハイカラな異空間ではなく、オールスター前の"消化試合"を見届けようとバックスクリーン横の定位置に腰を落ち着ける道を選んだ。

 スコアは着いた時点ですでに取ったり取られたりのシーソーゲームとなっており、右側には「関東にこんなにファンがいるのか」と目を疑わせるほど大挙して押し寄せたカープファンの大群がこの日も労を惜しまず屈伸運動に励んでいる。が、試合は特に見どころもなく以後たんたんと進んだ。然したる事前興味もなかった私の目には少なくともそう映った。唯一リマーカブルされていい159km男・クルーンは終盤の広島の"余計な"頑張りに登板の機会を奪われ、そのままゲームは延長戦へと突入した。

「ほらやっぱり。オレ、今年3回来て2回延長っスよ。堪んないっス」とは隣人の弁。

 見せ場は5−5で迎えた11回裏に訪れた。ここまでどうにかこうにか凌いできた広島・高橋建に横浜・金城が相対する。過去5打席凡退だった左打席に替わり、左投手を迎えてこの日初めての右打席に入った。

 すでにここに至るまででその兆候は見えてはいたが、高橋建は決め球を持っていないように思われた。追い込んで優位に立っているにも関わらず打ち取るまでの一球に相当の苦労していた。そしてここでも。

 ストレートとスライダーでツーワンと追い込んだところまではいいが。あわよくばと引っ掛けを狙った外のシュートはしっかり見切られ、続くスライダーも同じく外に外れフルカウントに。そして勝負に出たストレートを遭えなくカットされるともう観ているこっちまで息苦しくなってきた。

「もう投げる球ないんじゃないのか」
「オレだったらカーブだな」

 一球でもインコースに抛る勇気があればまた違った結末が切り開かれたことだろう。だがミットは4球連続、アウトローの同じところに構えられた。そして最後の一投はそのミットよりもボール1つ分高く、さらにはボール2つ分内側へと入ってきた。まるで置かれた立場の危うさをそのまま投球に具現したかのように。

 打球はそんな懸念を知ってか知らずか、ブレることなく一直線に我々の陣取る席の5つ前に飛び込んだ。


スクワットなら任せろ
懸命なスクワットも虚しく自力V消滅なる洗礼を浴びた人々
posted by バイ男 at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月14日

バルセロナ 日本遠征の吉と凶

ラーション!

 リーガ王者の登場に沸きあがる日産スタジアム。我々が陣取ったのはカテゴリ2(1〜4のうち2番目にランクされた席)ながらもゴールラインをバックスタンド側に伸ばした延長線上の接点となる1階席でありロケーションは絶好だった。スタンド中央部だと確かにフィールド全体を眺めるのにはちょうどいいが、ゴール前の攻防が選手の後ろからのビューとなってしまうためカメラを撮るには影になってしまう恐れがあるからだ。ここなら申し分ない。

 そしてチャンスは巡ってきた。後半、バルサ側の攻撃サイドへと陣地が変わり68分、右サイドでボールを受け取ったデコが左、左、右と華麗なフェイントで軽やかに奥のマークを外しセンタリング。狙い済ましてあげたクロスの先に、中沢を欠くマリノスディフェンス陣より頭1つ高くポニーテールが現れそのままズドン。3点目。

 直前のコーナーキック時に「どうせモッタにフォーカスしておけばいいんだろ」と判断していたのがズバリ的中した。逆サイドから放たれたクロスの軌道が手にとるように掴め見事に最高点から落下最中のモッタと、そしてジャンプするキーパーをフルスクリーンで捉えることができた。サッカーの撮影初体験だった私がバルサの勝ち越し点以上にはしゃいでいたのは言うまでもない。

 しかし・・・この5分ばかり後、コンパクトフラッシュ(以下、CF)の制御が効かなくなる。EOS20Dの初期不良がまた出たか(まだ購入時からファームウェアを更新していないため)と一旦電源を抜き挿し直すもどうやらそれが原因ではないようだ。上部の窓には「CF ERR」なる目にしたことのないコードが表示されていた。まあ仕方なしと残り時間はスペアのCFにて数枚撮影を続けた。

 試合は際どい判定のPKで同点に追いついたマリノスが健闘のドローで終えた。スタメンを大幅に欠きながらもスペクタクルなサッカーを魅せてくれたバルサ。前半はうたた寝でもしていたのではと思うほど後半は一転してピッチをところ狭しと動き回ったデコ。あれにロナウジーニョまでもが加わったらいったいどんなメタモルフォーゼを遂げるのか。バルサの攻撃側ゴールに30〜50台ともいうカメラが揃ったのに対しマリノスサイドは3つだけ。それだけの対価のあるエキシビジョンだったと自らのまとったオレンジのユニフォームに感謝を告げた。

 帰宅後、CFをカードアダプタを介してVAIOに挿すも音沙汰なし。カメラからUSB経由でアクションしても無反応。ただカメラ内の2.0インチのモニタでしか味わえない王者の雄姿。今はこのCFをどうにか救えないものかと日夜思案に暮れている、かというとそうでもないか。思い出は胸の中ですくすくと育っている。アーセナルも来ないかな。
posted by バイ男 at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月25日

タイムリーエラーは全国ネットで

 17:55。飼い犬の鎖が解かれたかのように野に放たれた私、目指すはちょうど駐在先とは正反対のロケーションにあるレフト側外野自由席である。横浜vsソフトバンクの交流戦第一戦。スタジアムの外周をぐるりと回っている間、後攻・横浜の野手紹介のアナウンスが響き洩れてくる。

「もしかするとプレイボール間に合うかも…」

 入場ゲートに辿り着いたとき、歓声が一層高鳴るのを感じた。数人の人垣を掻き分け階段を上りスタジアム内に顔を出した刹那の出来事だった。


 浜スタの外野席に踏み入るのは初めて。現在地はどこだ?と眼下に広がるダイヤモンドよりもまずスタンドの位置関係を把握しようと左右をキョロキョロする私。しかしどうにも状況がおかしい。辺りに群がるソフトバンクファンは揃いも揃って天を拝んでいた。

「まさか!」

 遅れて周囲の例に倣った私の両の眼もまた鉛色の空の中心部、ちょうど雲と雲との合間に浮かぶちっぽけな黒点を捉えることに成功する。折りしもそれが放物線の頂点だった。その彗星はそこから私の好奇心に吸い寄せられるかのごとくこちら目掛けて弧の残り半分を描こうとしていた。

 出口がスタンド最前列にあり真後ろに座席がなかったため周囲の人間はアーチの終点に飛び込もうにも即座に歩み寄ってくることができない。そこからは1コマ1コマがスローモーションのように感じた。突然訪れたまたとない場面に事態が飲み込めないながらも小細工なしで向かってくるボールに対して高々と左の掌を差し出す私。その光景はさながら金のマスクと銀のマスクが共鳴しあっているかのよう。

 門倉が投じた高めのストレートを大村が強振した打球は風にも乗せられよく飛んだ。こうして誰にも邪魔されることなく捕球姿勢を保つことができた私。とうとう合体の時が来た。生身の左手にかつてない衝撃が走る。とその瞬間、


ポロリ
じゃじゃ丸ぴっころポロリ

 グラブをはめたプロの選手ですらフライを弾くこともある(この日の横浜のレフトなど)。握力が人並み以下の、しかも利き手ではない私の掌がディープインパクトに持ち堪えられることはなかった。天は私を選ばず左3m先にいた若者に詔を託したのだ。

 心の準備がまるでない初球の出会い頭でなければ、また、カメラとレンズの入ったカバンを置いて捕球動作の基本中の基本である「捕る時は右手を添えて」を実践していたのであればまた結果は違ったものとなっていたかもしれない。しかし思いも寄らぬ出来事に理解に苦しむ私は一生に一度あるかないかのチャンスを逃した悔しさに打ちひしがれることもないまま、ただただ痺れて言うことのきかぬ手で携帯を誤操作すると、先頭打者初球ホームランに湧き返るソフトバンク応援席前をすごすごと退散していったのであった。


 先日より我々の定位置となった、バックスクリーン横に待機していた恥人に早速その旨を告げると「さっき落としてる人見て、『あ〜ぁもったいね』って思ったけどあれ、バイ男さんだったのか。それじゃ野手転向は到底ムリだね」との吐き捨てるようなセリフで迎えてくれた。グラブありでも草野球でポロリを繰り返す自らのプレーはバックスクリーンのはるか上に置き去りにしているとしか思えない、堂々とした言い分だった。


そのスイングじゃいつまで経っても当たらないズラ
バティスタ

内野指定席vs内野自由席
内野指定席vs内野自由席

 これぞ興ざめ。左側が内野指定席(○円)で右側が内野自由席(○円)。空売りをやめて自由席の値段を500円程度上げてゾーンを増やすだけで簡単に増収できるだろうに、と普通に思うのだがスタジアム運営サイドはどこまでお役所的なのだろうか。この日も18時の時点で一塁側自由席はすでに締切のアナウンスが流れていた。外には入りたくても入れない人々が存在する。

1イニング1杯のローテをきっちりと死守
ビア9杯4320円

 続いて、交流戦をターゲットに横浜スタジアムが売り出したプランが「内野A指定席 ビール飲み放題で4000円」というもの。今後は楽天、日本ハム、オリックスという微妙なラインが相手になるが通常の内野A指定席が元々4000円のためただでビールが付いてくることになる。この9杯だけで実に4320円。確実にA指定行きが濃厚だ。この日A指定の8回時点での最高杯数が13だったとのこと。記録更新イケるんじゃないか。だがそれだけ飲む意味があるのかどうかはまた別のお話。


 知る人ぞ知る、ゲームセット後のアナザーストーリーで完全にプロ野球生観戦ファンの一人となった私。いや、ホークスファンと公言しておいた方が後々都合がいいのかも。さぁて、お次はどこに出没しようか。
posted by バイ男 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月21日

川上兼伸 完全試合への明暗を分けたあの一投

失投

 8回2死。ここまで打者23人、完璧なピッチングでロッテ打線を翻弄していた川上。迎えるバッターは6番李。カウント・ワンツーからのストレートが明らかにボールとわかる高めに抜ける。おそらく力みもあったろう。これがこの日唯一と言っていい、配球上何の意味も持たないボールだった。

 これでワンスリー。狙うは完全試合、当然四球すら許されない。谷繁が求めたのはもう1球同じストレートだった。こうしてド真ん中へと吸い寄せられたボールは我々の居座るレフトスタンド横、バックスクリーンへと飛び込み夢無残。

 確かに甘く入ったのは紛れもない事実だが、失投は被弾を浴びたこの球よりもそこへ投げざるを得なくなった布石ともいえる前球にこそあると思う。そして打者としてみれば1球待ってもいい場面だったが巡ってきたチャンスを見逃すことなく狙いを定めておもいきり叩いた李がまたお見事だった。

 とはいえ川上のこの日の89球が色褪せるものではない。ヒーローインタビューで快投の理由を聞かれ「気持ちです」と答えていたように絶好調ではなかったように思う。しかし初回、先頭打者が初球を狙い一塁ゴロ。続く2番も2球目を簡単に引っ掛け同じく一塁ゴロ、3番を三振に斬ってとりわずか7球で労せずして仕留めこれでノッた。

 冴えに冴えたカットボールを気にして終始早打ちに徹するロッテ打線。コーナーをうまく使い分け的を絞らせない。中でも、外角低めにボールになるカットボールを見せておいて同じコースにズバッとストレートで三振に獲ったあの組み立てには惚れ惚れさせられてしまった。


 今年4試合目のプロ野球生観戦にして初めて投手の良さが全面に出た試合。内野席から観ているとただ居酒屋で余興を眺めるのと同レベルになってしまう私にとって、座席をキャッチャーミットがまるまる覗ける外野中央部にしたことも奏功し、存分に楽しむことができた。

 隣りにいた恥人曰く「私は大阪の産まれで関西私鉄球団を見て育ったんで打ち合いにならないと気が済まないんですよ」との話。私の場合は、投手出身の端くれとして団体競技ながらも投手と打者という一対一、個対個の視点で捉えており、ごく自然と自らのマウンド姿とフュージョンさせていることに気付いた。

 楽しみ方は人それぞれ。プロ野球観戦の面白さを学んだ一戦だった。何よりも、ビール控えめのサインが効いたようである。



海浜幕張駅に掲示されている刺激的なポスター
人気のパ、実力もパ?

交流戦弁当
交流戦弁当
今回は相手が中日ということで手羽先、みそカツ、ひつまぶし風のうなぎなどがところ狭しと盛り込まれていた。

タオルを手にマウンドへと向かう清水直行
清水直行
この時はまだ自身の調子の悪さを知る由もない。制球が定まらず再三苦労していた。

初回 ウッズのライト前ヒット
ウッズ

無情なる1点
完全試合成らず

試合終了間際 笑うアレックス
アレックス
9回2死 レストスタンドに陣取った外国人グループの呼び掛けに思わず笑みをこぼすセンターのアレックス。

皆さん がりがピンチです!
がり不足
試合後の飲み屋にて がりの供給がヤバいとの触れ込み。がりってどこ産なんだろう。


 次回は24日の横浜−ソフトバンク戦に出没予定ナリ。お気づきのようにもはや完全なプロ野球ファンと化してしまったようで・・・いやいや、名勝負ファンですよ。
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2005年04月23日

清原&古田の大記録達成報道の裏で

 ふと気付いたことがあったので活字にしてみよう。

 日頃のスポーツニュースではメジャーリーグ所属の日本人プレイヤーに水を開けられているプロ野球界。
「さて、続いては日本のプロ野球ですが・・・」
もはやこんな語り口が定番のフレーズとして耳慣れてしまっている。

 野茂やイチローら数えるほどだったひと昔前と違いアメリカに渡る選手が増えた今となっては、代打での出場などでもチームへの貢献があるなしに関わらずそれらのワンプレイの数だけ大幅に時間を割かれている。そのためプロ野球のハイライトに入ったときにはすでに時間は押せ押せで上位(人気)数チームの試合だけダイジェストを流して後は結果の報告のみ、そんな報道体制も珍しくなくなっていた。


 ところが、である。ここ1週間、スポーツニュースのオープニングを飾るのはそのほとんどがプロ野球で占められている。言うまでもなく清原の500本塁打と古田の2000本安打のW記録達成が目前であるからなのだが、プロ野球報道で始まるスポーツ番組に違和感を覚えた自分がまたしおらしい。

 この結果を見ると、松井やイチローといったメジャーのスタープレイヤーに対抗するためにはやはり個対個の図式で挑むしかないのかと思えてくる。とはいえ言葉は悪いが、古田や清原は今のメジャー進出が本流となる前にすでに台頭しきっていた選手であり、上原や松坂など新世代の若者の視線の先はやはりメジャーに向けられていると言うのが本筋か。ゆえに今の古豪がいなくなる4〜5年後にはメジャーの厚き壁に立ち向かえる戦士がいなくなってしまうことも十分予想しうる。さながら日本球界はメジャーリーグ予備軍の様相に・・・


 そんな危機感にも煽られたのか、昨年の球団合併問題に始まった一連の騒動の中で新球団・東北楽天は誕生した。偶然の産物というか、生き残るための必然の策というべきか、そこでは全球団が意を1つにして取り組むべき指針までもが浮き彫りになった。一人のスター選手に支えられるのではなく、チームとしてファンの基に成り立つ日本プロ野球界を目指して。そんな、ようやく芽生えた流れの中で改革の旗手ともなるべき何のしがらみもないニューフェイスはこんなことをやっているらしい。

楽天、フルスタで初の公開練習 ファンに不満の声
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050422-00000008-khk-toh


 安直なコメントからはファンのために徹し切れていない様がまざまざと窺える。チーム事情からしてサービスなどより自力強化に徹せねばならない焦る姿勢はわかるが、ファンサービスを謳う以上は中身のあるものにしなければ。結果が付いていなくても付いてきてくれている現在のファンがいなくなってしまったら・・・


 よく知らないジャンルに首を突っ込み、論旨が自分でもよくわからなくなってしまったが、そのフルキャストに明日行く。折りしも楽天・岩隈−ロッテ・清水と最高の舞台が用意されているようだ。点の取り合いなど見たくもない。ちょうど模範となるゲームを和田と松坂が見せてくれている。2時間でゲームセットでも構わない。だから味のある試合をぜひこの眼に魅せてくれ!
posted by バイ男 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月08日

種田仁と申します。

種田仁

 観戦当日は例によってそのまま力尽きてしまったので、一日経った昨晩写真を見返してみた。が、ヒドい内容・・・。

 内野自由席最上段近く。撮影のポジションとしては最低の部類に入るのだろうが、200mmレンズに1.4倍のエクステンダーを装着してなんとかフォーカス。EOS20D使用のため焦点距離1.6倍を乗ずると35mmフィルム換算で12倍ちょっとになる。ウ〜ン、まだまだ遠い。それでも望遠レンズ自体の使用を禁じられイエローカードを出されそうになったハイバリーに比べると雲泥の差になるのだが。

 それ以上に、アルコールを多量に摂取していたせいもあり、桑田と種田、それにローズと清原くらいしか被写体としてターゲットにしておらず、むやみやたらの連写でブレにブレているのがこれまたなんとも。いつカメラとレンズを解体して片付けたのかも覚えていないが五体満足で搬送されていてほっと胸を撫で下ろしたものだ。

 桑田の投球フォームの連続コマをすべてアップしてみようかとも考えたが、スクリーンセーバーにするなど個人的な範疇に留めておこうと思う。


 話はベイエリアからみちのくへと飛んで。

東北楽天 外野自由席券

 先週末、楽天一場から試合のチケットが送付されてきた。4月の試合は一般販売が2/25からとのお触れだったが、3月中旬に東北楽天のオフィシャルサイトから申し込みをしようと何度か試みたところ、すべて「一般販売」のリンク先がコード化けしていて辿りつくことができなかった経緯がある。それも10日間ほどずっと。「IT企業のくせになんなんだ、この様は」と憤りを覚えたりもしたものだがこうして無事に届いてしまえば万事OK。あとは当日、晴れることを祈るのみとなった。


 気づけば競馬<野球ネタばかりで進行しているこのブログ。和田と松阪の先発と聞いて、投げ合いを観に帰ってきている姿に一野球ファンの志を見た。実はプロ野球好きなのか!?
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2005年04月07日

桑田 初登板はまずまずの内容

 実は私、昨年7月より横浜スタジアムから超ニアなところで従事している。にも関わらず、これまでただの一度も敷居を跨ぐ機会はなかった。日取りを決めてプレイボール前に集結したもののまさかの雨で中止になったときもあった(代打:ヤケ酒)。そこで今回は、以前のブログのくだりにも書いた通り、念願叶っての桑田初観戦を迎えることとなった。

 横浜対巨人・第二回戦。桑田の今季初登板は、初回、連打のあといきなりのスリーラン被弾で幕を開ける。まだノーアウト。いったいこの先どうなるものかと思われたが、5回を投げて被安打4の失点3。球数が多く早めの交代を強いられたが、初回の3連打以外は要所を締め、まずまずの投球だったと言えると思う。普通の投手では抵抗もできずにセンター前に抜けていくであろう痛烈なピッチャー返しにもしっかり反応。"らしさ"も見せていた。桑田自身は初回の乱調について「味方が点を取ってくれたのでつい力んでしまった」とのコメントを残している。

横浜スタジアム 3塁側内野自由席

 続いてスタンド側の戦況をリポートしておく。3塁側内野自由席の最上段から3列手前に陣取った一行。4人で積み上げた紙コップの数が20数個あまり。私自身は1イニング1杯という自らの観覧ペースを守り、そして自動的に朽ち果てた様子。最後、高橋が決勝ホームランを放ったときにぴったりトイレに行っていたのもお約束なら、4−3だと思っていた試合結果が8−7だったことを知ったのも今朝のことだった。私の記憶は、桑田がマウンドを去った5回の時点でフィニッシュしていたようである。

 何はともあれ今季初戦を無難に消化。はるばる仙台に向けて弾みがついたものと思われる。「うぉ〜 うぉ〜うぉうぉうぉうぉ よ〜こはまベイスターズ♪」の音色を脳裏から抹消してからになるのだが。
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2005年03月30日

楽天 後方待機策?

 楽天がヤバい。オープン戦をそこそこにまとめたことでしばしの間立ち消えとなっていたシーズン100敗の声が再び囁かれるようになっている。獰猛なイヌワシどころか、雀の涙ほどの得点力に喘ぐ打撃陣。実際岩隈でしか勝ち星が計算できないとすると、『140試合÷先発ローテ6人−岩隈の取りこぼし数』でシーズン前よりも鮮明に現実が見えてくる。とはいえ、だれもが予想だにしていなかった歴史的な開幕勝利とその直後の記録的大敗。50年振りに誕生した新球団の道程にあらかじめ敷かれたレールはない。一傍観者としては、筋書きのまるで読めないこちらのドラマもまた魅惑に駆られるものだ。ファンは本拠地でのこけら落としが待たれるところだろう。現地観戦予定の4/23ロッテ戦まで球団が存続していることをまずは祈っている。

 はて、楽天に目を奪われがちだがもう1つの新球団・オリッ鉄の方はどうなのだろう。大阪ドームで行われた昨夜の観客数は12935人となっている。分配ドラフトやらノリの離脱やらいろいろあったが、合併で多少なりとも戦力アップはしているはずで、波に乗れない牛のままではどうにもならない。5位と6位を足して2で割ったところで今までとおりにやっていては5位以上にはなれないのだから。

 そもそもの話、セ・パのこの開幕時期のズレはいかがなものだろうか。従来の1日や1カードの差ならまだしも、パリーグ開幕戦の脇で「上原、仕上がり順調」とセリーグのオープン戦を同じ重さで報道するスポーツ番組。固定球団のファンならともかく、一般層に向けたプロ野球全体のアピールという点ではマイナスの影響しか伴わないと思うのだが。

 今季まだゲームを観ていない人間が口を挿むところではなかったかもしれない。だが追試の末、桑田の開幕一軍が決定した話だけは知っている。
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2005年03月26日

桑田真澄 19年目のテイクバック

上原の代役は桑田!?7年ぶり開幕投手の可能性も

 思いもよらぬ衝撃が走った。プロ野球界の動向に関心を持たなくなって久しい私は、現在の巨人の絶対的なエースである上原やそれに続く工藤らが順調さを欠いていることを知らなかった。記事のタイトルだけを見て単純に胸を高鳴らせたのだった。「開幕戦観に行く価値あるかも・・・」と。

 1985年、私が少年野球と出会ったとき日本の野球界においてもっとも燦然と輝いていたのが、当時無敵を誇っていたPL学園の若き日のKKコンビだった。ちょうど高校2年の春にあたる。幼な心には豪快極まりない快打の清原よりも、投打に渡ってシャープな切れと随所に弾けるような反応を見せる桑田の方に憧れを抱いた。そして超高校級と謳われた2人はそのままプロ入りへの道を辿ることとなる。いつの頃からか、自分のチームでピッチャーを務めるようになっていた私は、放課後友達らと集まり野球を楽しむだけでは飽き足らず陽が暮れるまでひとり自宅のマンションの駐車場で壁当てを続けたこともあった。巨人の若きエースのピッチングフォームのイメージをダブらせながら。ときには暴投し外灯のガラスを割ってしまい少ない小遣いを泣く泣く減らされたりもした。だが幼少期に誰もが思い描くような、少年の心に映るヒーローの象徴は間違いなく桑田真澄その人だったのだ。

 そんなひた向きな少年時代とは打って変わって、プロ野球界にFA制度、そしてドラフト逆指名制度が相次いで導入された中学以降。ある程度の野球ファンがそうであったように私も権力の一極集中を拒むがごとくプロ野球熱が急速に冷めていったことを覚えている。折りしも、井の中の蛙だった少年がレベルの上がる中学野球へと歩みを進めたものの球速が遅すぎて内野手への転向を余儀なくされていた時期と並びを同じくする。

 こうして野球と私との関係は冷えに冷え切ったまま10余年の歳月が流れていた。その間、ひいきにしていたチームへの愛情はまるでなくなりその熱は競馬、そして野球とは対極にある欧州のフットボール観戦へと転化していった。

 しかし昨年、草野球での初勝利の美酒を皮切りにして自身の野球に対する身の置き方が一変した。昔取った杵柄を武器にのほほんとプレイするだけには留まらず友人に連れられスタジアムへも数度足を運ぶこととなった。配球テクニックの妙など、戦術を考えることを学んだのもこのときが初めてだった。そして現在・・・

 このサンスポの記事に胸を躍らせた翌日。対ヤクルトとのオープン戦に登板した桑田は3回で6失点を喫し首脳陣の全幅の信頼を勝ち得ることができなかった。脚光を浴びたのもつかの間、一転して巨人の8〜9人は控えているであろう、先発候補の1人という立場に成り下がってしまったとの話だ。しかし、再び這い上がってくることを信じている。自らの背番号の歳にプロ入りし、紆余曲折を繰り返しながらもその数と同じだけキャリアを積み重ねてきた栄光の18番。目指すは通算200勝の金字塔である。"あの頃"と何ら変わらぬ抜群のマウンド捌きを、今年は初めて生で味わってみようかと思っている。


 余談になるがKKコンビ登場以前、私が小学校低学年までかぶっていた野球帽に「C」のマークが刻み込まれていた逸話は今となっては誰にも話せぬ良き想い出である。そしていまだに「YG」のキャップはかぶった経験がない。
posted by バイ男 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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